アコさんはオリエンテーションで言いました。「違うって素敵」だと。 でもそのとき私の心に浮かんだ言葉は「違うから苦しい」。

確かに。人はそれぞれ違う、その多様性が世界の美しさを形づくっている。
しかも「違うから苦しい」のは、自分自身が心の奥で「私は正しい」と信じているだけのこと。
・・・うん、やっぱり「違うって素敵」だ、と頭では理解できました。

だけど心がついてこない。
そんな私にとってグループワーク(※1)は大切な学び場でした。
一緒に学ぶ仲間たちは意見交換やフィードバック(※2)を通して「違うって素敵」だと示してくれました。週を重ね、仲間たちから形の違うそれぞれのやさしさを受け取りました。終業式を迎えるころ、「私たち1人1人がかけがえのない唯一無二の存在だ」という、言葉にすると当たり前のことを、やっと理解できました。

そしてアコさんは、人はそれぞれ違うけれど孤独ではないことも教えてくれました。
人と人が理解しあうとは、相手も自分も「同じだと分かること」。
私たちは同じ人間。真ん中にあるものは同じ。
自分の心を深く深くみつめることで、いずれ人と人はつながっていると分かるのでしょう。  

私の真ん中。たどり着けない道のりかも知れませんが、アコさんの「あなたの太陽(やさしさ)はずっと輝いている。雲がかかって見えなくなっているだけ」という言葉から希望を受け取りました。
「あなたはやさしい。人とつながれる。幸せになれる」と応援してくれている気がします。

そう。
「話し方教室」はアコさんの生き方であり、やさしさです。  

私たちは毎日、人と話す。
これから話し方を磨いていくことで、どんな景色がみえて、どういう体験をするのでしょう?
この道のさき柔らかい光に包まれたところへ、望めば誰でも歩いていけるのだと思います。  

※1 3~4人のグループに分かれ、課題に取り組む場
※2 敬意をもって改善点を伝え、仲間の成長をお手伝いすること

和田圭太 会社役員

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