神永さん:うちは自分たちの味は自分たちの味で持ってますけど、やっぱり来た方が飲んでみたいと言うか好きだろうコーヒーを提供したいので。

ニシト:なんかバーに来たみたい。

「マスター私こういうお酒飲みたい」って言ってオリジナルカクテル作ってくれるみたいな。

神永さん:せっかくだからまだ試されていないデミタスを…。

ニシト:いつもちょっとライトな感じでお願いしてますもんね。

じゃあ飲んだことのないその濃いデミタス、ブラジル陰干しのデミタスお願いします。

神永さん:こういう時の一杯の方が緊張します。

でも、五、六年前のあの時の一杯は本当に超えませんね、もう本当に甘いんです。

今日のコーヒー自分で飲みたいぐらいって思う良いコーヒーって、その違いをお客さんが気づいてくれるってのがまた嬉しくて。

そのペルーを出した時は何度も来てくれている方で毎回デミタスを飲まれていて、その方が急用でクッと一気に飲まれて、「今日の何だった?」って言われて違いに気づかれるぐらい美味しいものでした。

ニシト:仕事冥利に尽きますね。

神永さん:本当に面白いですね。

山口が落としたそのフレンチの時も、いや自分これ出せるかなって思うぐらい良い味出してて、その日たまたまその後フレンチで注文が入ったんで、彼が落とした味をイメージしながら落としたんですけど、「負けたなぁ」って思うぐらい美味しいのを落とし始めて。

ニシト:良いですね、すごい良い関係ですね。

では、ある低温の温度で今から入れていただくわけなんですけど…もう待ちですか?

神永さん:待ちます。

ニシト:今何滴入れました?

神永さん:最初10滴ぐらい入れることが多いんですけども。

ニシト:これ見てるからまた余計に美味しく感じるんですよね。こんな丁寧に入れていただいたらすごいじゃないですか、特別感。

この入れ方で入れてるコーヒー屋さんってお二人は他にご存知ですか?

神永さん:ないですね。効率が悪すぎるんで商売にならないです。

ニシト:そうですよね、だってこちらってコーヒー頼んでから出てくるまでに結構時間かかりますもんね。

山口さん:そうですね15分ぐらいは。

でもコーヒーが苦手な方でもうちのコーヒーは飲めるっていう方結構いらっしゃるので、手間暇かけてるおかげかなと思います。

ニシト:だって私最近コーヒー飲めなくなってたのに復活しましたね。

でもやっぱりね家で入れるとそんなに、ここの美味しさと比べちゃうので。

これはできないけど今日教えていただいた真ん中だけに落とすというのはぜひやってみようと思いますね。

…それではですね、今ブラジルの陰干しというコーヒー豆を30g使うデミタスで入れていただいたんですが、

カップがですねロイヤルコペンハーゲンの最高傑作って言われてるフローラダニカっていうカップだそうで、

すごく小さめのコーヒーカップ、デミタスカップと言うそうなんですが、

端っこがですね金色の小さなギザギザで縁取られていて、そこに木の枝のようなものが細かく描かれて内側に金色のドット。

その中に今度はピンクで縁取られたデザインがあって真ん中には葉っぱと蕾が描かれている。そんなお皿の上にまた同じデザインのカップなんですけれども、くすんだグリーンとくすんだピンクの折り重なる色合いでございます。

いただきたいと思うんですが、これグビッといくもんじゃないですよね?

神永さん:ウイスキーじゃないですけど舐めるように飲んでいただくもよし、好きな方は一口でグビッといかれる方もいらっしゃるんですけども。

ニシト:舐めます。

…最初は当たりが強いじゃないですか、濃いから。

この立ち上がりがゆっくりなんですけど…アクセントが強すぎて味っていう意味ではよくわかんないんですよ。

その後にフワーッて香りが広がっていってそして舌がジワッと味を認識していくような、私にとってそんな感じですね。

神永さん今意外だっていう感じでしたね。

神永さん:僕はもうフワーッてもう一気に入ってきちゃうんで。

ニシト:一気に入ってきます?そうですか。

神永さん:飲み慣れてないと確かに一瞬びっくりするのかもしれないですね。

ニシト:こんな濃いコーヒー飲むことがないので普段。

神永さん:エスプレッソが好きな方とかはそういう濃さで飲まれるでしょうけど、ドリップでそこまで濃いのをきちんと提供してる所って少ないかなとは思います。

ニシト:口の中に入れてから2秒ぐらいは、フリーズ。

口の中がちょっとびっくりしてフッとなるんですけど、2秒後ぐらいから味がフワーッて立ち上がってくる感じです。これ飲み慣れてる方だと、口に入った瞬間に味わうんですね。

神永さん:僕はそうですね。よしよしよし良い味出してるって思いながら味わいます。

ニシト:甘みが、本当に最後の方にくる感じ。余韻にすごく甘みを感じます。

最初、刺激を感じてその後にフワッと香りが全方向に立ち昇って、そして最後に甘みが残る。

神永さん:ありがとうございます。

ニシト:これグビッて一気に飲んじゃう方いるんですか?

神永さん:います、贅沢な飲み方ですけど僕はその飲み方を見た時にかっこいいなと思いました。

山口さん:ちなみにそれ2杯3杯と飲まれる方もいらっしゃいます。

ニシト:2杯3杯グビグビですか、それもすごいですね。

舌って味を感じるところって味蕾って言うんですってね。ただその味蕾の中でも、甘みを強く感じやすい人とか辛みを強く感じやすい人とか人それぞれですよね。

だからきっと同じものを飲んでも人によって全然味の感じ方が違うでしょうね。

でも飲んでる量って言ったら今まだ本当に10ml、それで膝下までコーヒーが広がるってすごいですね。

神永さん:量が上がると全身コーヒーに浸っていきます。

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